七海心~平安時代雲の言うまで
「ななみこさま、父親の訪問でございます」
晴海の言い合いで、私はやっと席を経ったよ。
「ご無沙汰ね。元気か?」父はいつものとおり、厳しい顔つきの様子である。
私、七海心(ななみこころ)は、母・晴海と父・綱吉をもつ。唯一のオンナの生まれであり、セルロイドという馬がペットのものである。賢さが遺伝だ。
「問題ない。」
父は席をたち、私は、山岸にむかうとおもわれ、柔らかい気持ちだったが父に嫌がって部屋をでた。