秘密の陰陽師 【弐】
「じゃあ、失礼します」
舜がそう言って私達は歩き始める
「荷物持つよ」
そう言ってヒョイっと私の荷物を持ち上げた
「えっいいよ?
私そんなにか弱くないし!」
「それ以上言うとここで犯す」
なっ…!!!
なんて奴よ…
舜がいうと本気に聞こえるから怖い
「あっありがとう」
私は急いでそう言った
「初めからそう言え」
フッと笑って舜は歩き始める
---ドキッ
私は舜のこの笑顔に相当弱いみたい
こんなに一緒にいても
ずっとドキドキしてるんだ
悔しいな…私だけ緊張しちゃって
そう思いながら私達はスーパーを目指した
スーパーについて材料を買う
ハンバーグだから
ひき肉と
玉ねぎ
ピーマン
人参
私は材料をカゴに入れて行く
…あれ?舜がいない
嫌な予感がして
デザート売り場に急いで向かう