秘密の陰陽師 【弐】

「ちょっと舜…」



そこには子供のごとく
キラキラとした目でデザートを
見ている舜がいた



「葵、今日も作ってくれる?」



犬のような顔をしてそう聞いてくる舜



…っ可愛い…



「うん、作るよ?
何が食べたい?」



「杏仁豆腐」



杏仁豆腐ね…



「分かった!じゃあ材料買いに行こう」



このくだり…この間もやったな




そう思いながら
私は舜とデザートの材料を買って




舜の家に向かった



< 111 / 336 >

この作品をシェア

pagetop