秘密の陰陽師 【弐】

「ちょっ舜!なにしてるの!」


さすがに私も慌てて止める



「はぁ…お前葵ちゃんにゾッコンなんだな。
残念だけど葵ちゃん。僕このままこの場に居てたら舜に殺されそうだから帰るね…」



シュン…と肩を落としてトボトボ歩いて行く
舜のお父さん



「あのっ!今から私ハンバーグ作るんですけどよかったら一緒にどうですか?
お口に合うか分からないんですけど…」



私は思わずそんな事を口にしていた



パッと舜のお父さんが振り返る


「えっ…いいの?!
僕ハンバーグ大好きなんだよね
嬉しい葵ちゃんありがとう〜」



そういって私の手を取って
嬉しそうに微笑む



かっこいい…そして可愛い



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