秘密の陰陽師 【弐】
「さすがに
あんな言い方は可哀想だよ舜!」
私は負けじと言い返す
「俺はお前と2人で食べたかったのに」
はぁ…ダメだ機嫌は治りそうにない
仕方ない
「じゃあ私のわがまま聞いてくれたら
後で舜のわがままも1つ聞いてあげるよ?」
私はそう舜に耳打ちをした
その瞬間パッと明るい表情になる舜
「分かった」
そう言って部屋に向かって歩い出した
私…だんだん舜の扱いが
上手くなってきたのかも
ふふっと1人で笑って私は舜を追いかける
でも…この2時間後…
私は今の言葉をすごく後悔するのだった