秘密の陰陽師 【弐】


「〜〜♪」

よしっでーきた


1時間ぐらいでハンバーグと
杏仁豆腐を作り終わった



「舜〜できたよ〜」



私がそう声をかけると
パソコンに向かっていた舜が
「あぁ今いく」
そう言ってこちらに向かって来る



また会社のお手伝いかな?
えらいな舜…



「ねぇ舜!舜のお父さん呼びに行きたいんだけど、どこにいるの?」



「あ?あいつなんてほっとけよ」



不機嫌な顔でそう言う




「ダメだよ舜!早く教えて」



「分かったよ
今呼ぶからお前はここいろ」



そう言って舜は携帯を出し
誰かに電話をかけ始めた



「俺だ。飯ができた
別に来なくてもいいぞ。じゃあ」



そう言ってブチっと電話を切る



あはは…今のはお父さんだね



ほんと…かわいそう舜のお父さん




少しして舜のお父さんが来た

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