秘密の陰陽師 【弐】
「「「いただきます」」」
私達は3人でご飯を食べ始める
「うまい!うますぎる!
世界一うまい!大好き葵ちゃん!」
そういってパクパクと
ハンバーグを食べる舜のお父さん
そんな…世界一なんて大げさだよ…
でも…喜んでもらえてよかったな
「どう?舜?」
私は舜に目を向ける
「うまい…」
そういって黙々とハンバーグを食べる
お口にあってよかった
私は少しホッとして
ハンバーグに手をつけた
「ごちそうさまでした!
葵ちゃん!僕専属のシェフにならない?
いや!僕専用のメイドでもいい!
僕と一緒に海外に来ないか?」
興奮ぎみのお父さんにそう言われる
「殺すぞ変態クソじじい。
食ったならさっさと帰れ」
舜からは
メラメラと黒いオーラが出ていた
「私でよかったら
またいつでも作りますよお父さん」
私はニコッと笑ってそう言う
「優しいね葵ちゃん…
じゃあまた作ってね約束だよ。
ごちそうさまでした!」
そういって舜のお父さんは
部屋を後にした