秘密の陰陽師 【弐】


「チッ…やっと行ったか
あの変態じじい」



舜は相変わらず口が悪い



私は苦笑いした


「舜、デザートどうする?」


私がそう聞くと


「風呂入ってから食べる」


「そう?じゃあお風呂行ってきて
私は洗い物しておくから」


私はキッチンに向かおうとする


…が…



「どこ行くんだよ」



「ん?だから洗い物を…」



「一緒に入るんだよ風呂」



…ん?



「ええーっ!!!!
無理無理無理!何言ってるの舜!」



私は大声を上げてしまった



「は?お前がさっき
わがままなんでも聞くって言ったんだろうが」




忘れてた…


うそ…どうしよう




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