秘密の陰陽師 【弐】
「いっいやでも…さすがにそれは」
「なあに?葵ちゃん?
僕との約束守れないの?
そんな子にはお仕置きしなきゃね?」
ゾクッッッ
「わわっ分かった
入る…入るよ…」
私はさっきの自分を
蹴飛ばしたい気分だった
「そう?ならいいんだけど」
そう言ってニコニコと笑う舜
私にはもう悪魔にしか見えない
「ほら早く行くぞ」
舜は私の腕を引っ張る
「ままっ待ってよ…」
私は急いで荷物を取って
舜について行く