秘密の陰陽師 【弐】
---チャプン
「なぁなんでそんなに離れんだよ」
そういって私に近づいて来る
「やっやめて来ないで変態」
私はそう言って
バシャバシャと水をかける
「ふぅん…?
葵ちゃんも言うようになったね?」
そう言って私の腕をガシッと掴む
「きゃっ…」
自分でもびっくりするぐらい
間抜けな声が出た
「捕まえた。もう逃がさないよ?」
そういって私の後ろに回る舜
恥ずかしすぎて声が出ない
「ちょっと…」
「その位で照れるなんて
ほんといつになっても可愛いね葵は」
そう言ってポンポンと頭を撫でる
私はキッと舜を睨む
なんだか子供扱いされてるみたいで嫌だった
「なぁに?
そんな赤い顔に潤んだ目で睨まれても
逆に興奮するんだけど?」
そう言って私にキスをする
あぁだめだクラクラしてきた
私はそこで…意識を手放した