秘密の陰陽師 【弐】

「ん…」


パチパチと目を開ける



「大丈夫か?無理させて悪かった」



眉を下げて申し訳なさそうにする舜



「私…」



「風呂で倒れたんだ」



あ…そうだお風呂でキスされてそれで…


思い出すとカァッと顔が赤くなる


「ほら水飲め」



そう言って舜はお水を渡してくれた


「ありがとう」


私はお水を飲む
冷たいお水が喉を通る
はぁ美味しい


「もう平気か?」


「うん、大丈夫だよ」


私はそう言ってニコッとした
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