秘密の陰陽師 【弐】
「舜」
「あぁ分かってる。」
そう言って私達は
お互い背中を合わせて印を組む
バサッ
私の方の草むらから
うじゃうじゃと蛇の妖が出る
何この数の妖?!
妖怪が多いって言ってもこの数は尋常じゃない
パッと見ると300は軽くいた
こんな妖…誰かが召喚しない限り普通は出て来ないでしょ…
それに…ダメだ完全に中級の妖になってる
こうなってしまったら祓うしかない
そうすると舜の方からも
たくさんの蛇が出てきた
「サンバラクナルトマアトア急急如律令!」
「リガストロバラスタニア急急如律令!」
私が唱えた術は炎となり
舜が唱えた術は電気と化し
数百匹いた蛇を一瞬で消した