秘密の陰陽師 【弐】

「おやすみ、葵」



そう言って舜は私にキスをした



「うん、おやすみ舜」



「ん…」


30分くらい経って私は目が覚めた



「どうした?寝れないか?」



舜が声をかけてくれる



「ごめん舜起こしちゃった?」




「いや大丈夫だ。
それよりどうした?眠れないのか?」




「うん…目が覚めちゃって…」




「そうか…お前が寝るまで
俺は起きててやるからほら、おいで」




そう言って手を広げてくれる舜




私はその手の中に飛び込む




「ねぇ舜…キス…して?」




「…っ葵…どうしたんだよ」




「ねぇ…ダメ?」





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