秘密の陰陽師 【弐】
「ねぇ葵!なによこの動物みたいなのは!」
そう言って花が私に抱きついてくる
「拓海?
何でもかんでもクンクンしちゃだめよ?
それに分かったとしてもあまり口には出さないようにしてね?」
私は拓海にそう言った
「ん〜?分かった!」
そう言ってキラキラとした笑顔を残して
男友達の方に行った
「ありゃまるで飼い犬だわ」
なんて呆れた顔で花は笑う
ふと拓海の方を見る
何だかんだ言って…2日目で
もういっぱい友達出来てるじゃん
明るい性格だし
あまり心配しなくて大丈夫かな?
私はそう思った