秘密の陰陽師 【弐】


「ねぇ葵!なによこの動物みたいなのは!」




そう言って花が私に抱きついてくる



「拓海?
何でもかんでもクンクンしちゃだめよ?
それに分かったとしてもあまり口には出さないようにしてね?」



私は拓海にそう言った




「ん〜?分かった!」




そう言ってキラキラとした笑顔を残して
男友達の方に行った




「ありゃまるで飼い犬だわ」




なんて呆れた顔で花は笑う




ふと拓海の方を見る



何だかんだ言って…2日目で
もういっぱい友達出来てるじゃん


明るい性格だし
あまり心配しなくて大丈夫かな?
私はそう思った




< 191 / 336 >

この作品をシェア

pagetop