秘密の陰陽師 【弐】
「いい加減にしろ拓海!
じゃあさっきの電話は何なんだ!
バレるのも時間の問題って何のことなんだ!」
兄貴がそう怒鳴る
こいつ…聞いてたのか
チッ…めんどくせぇ
「あ?だったらなんだよ?
俺が拓海と知り合いだったらなんだ?
今すぐ俺を殺すか?親父たちに突き出すか?
なら俺は容赦なくお前をこの場で潰すぞ。
兄貴だなんて関係ねぇんだよ!」
俺は兄貴の胸ぐらを掴みながらそう言った
「お前…本気で言っているのか。
陰陽師本部を裏切ると言うことになるんだぞ
それがどういう意味か分かってるのか!
俺はお前のために言っているんだ!
いいか。今すぐそいつから手を引け!!」
兄貴も負けじと言い返してくる