秘密の陰陽師 【弐】


「た…く…み?」




「お別れだ。舜。葵。」







拓海は静かにそう告げて






私達に背を向けて






ガールバンドの元へと歩いて行く






「拓海。任務失敗とみなしていいんだな」






ガールバンドが口を開く






その声はずっしりと重くて
逆らえない





そんな声だった



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