秘密の陰陽師 【弐】
どうしたんだろう?
そう思いながらも私は舜に手を出した
「目つぶってて」
舜にそう言われ大人しく目を閉じた
すると左手に冷たい感触がする
何してるんだろ?
「よし目開けていいぞ」
舜にそう言われ、ゆっくりと目を開ける
「これは…?」
私の手首にはブレスレットがつけられていた
「これって…舜がいつもつけてるやつ…」
「あぁ、それは男よけだ。絶対外すなよ?」
男避け?なにそれ?
「ん?分かった」
あまり意味が分からなかったけどとりあえず返事しておいた
「でもいいの?」
「なにがだよ?」
だってこれ
「舜の大切なものじゃないの?」