24歳、恋愛処女
「シーツ換えてくるから、これでも飲んで待ってて」

ばふっ、さっきのことを思い出して一気に身体が熱くなる。

その、シーツを換えるってことは、私が処女を失った跡も見られるわけで。
は、恥ずかしすぎる!

しゅーしゅーとお風呂上がりとは違う湯気を出し始めた私のあたまをぽんぽんすると、真人さんは寝室に消えていった。
少しでも気を落ち着けようと、渡されたスパークリングウォーターを口に運ぶ。
しゅわしゅわと口の中ではじける泡に、少しだけ冷静になれた。
しばらくして戻ってきた真人さんは私の手から瓶を取ると残っていた分を飲み干し、そして私を抱き抱えようとした。

「あの、もう、歩けるので」

「ダーメ。
今日は彩夏を、歩かせない」

身体は真人さんの手で宙に浮き、慌てて抱きつく。
さっきはぐしゃぐしゃに乱れていたベッドはきれいにメイキングされていて、その上に降ろされた。

「疲れただろ、いろいろ。
ゆっくりおやすみ」

「……おやすみなさい」

ちゅっ、軽くキスしてもらって横になると、真人さんも私の隣に寝た。
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