24歳、恋愛処女
……南谷さんじゃないんだ。
指名したわけじゃないし仕方ない。
あ、南谷さんっていうのはここに勤めてる知り合い……になるのかな。
まあ、知ってる歯科医。
「右上奥歯が痛いということですが、いつからですか?」
「今朝からです」
「ちょっと診てみますね。
倒します」
椅子が倒れるにつれて歯科医の顔が見えてきた。
不潔にならない程度の、少し長めの黒髪。
それに銀縁眼鏡がよく似合ってる。
あとマスク。
マスクで素顔はわからないものの、これがたぶん、佐伯さんが云ってたイケメン歯科医って奴なのかな。
「レントゲン撮ってみないことにはわかりませんが、かなり深いですね。
……一度起こします。
口、すすいでください」
口をすすいでる最中に歯科医は部屋を出ていった。
そのあと衛生士さんに連れられて別室に移動してレントゲンを撮り、戻ってくる。
指名したわけじゃないし仕方ない。
あ、南谷さんっていうのはここに勤めてる知り合い……になるのかな。
まあ、知ってる歯科医。
「右上奥歯が痛いということですが、いつからですか?」
「今朝からです」
「ちょっと診てみますね。
倒します」
椅子が倒れるにつれて歯科医の顔が見えてきた。
不潔にならない程度の、少し長めの黒髪。
それに銀縁眼鏡がよく似合ってる。
あとマスク。
マスクで素顔はわからないものの、これがたぶん、佐伯さんが云ってたイケメン歯科医って奴なのかな。
「レントゲン撮ってみないことにはわかりませんが、かなり深いですね。
……一度起こします。
口、すすいでください」
口をすすいでる最中に歯科医は部屋を出ていった。
そのあと衛生士さんに連れられて別室に移動してレントゲンを撮り、戻ってくる。