24歳、恋愛処女
おふたりとも背が高い上にイケメンなんだから、無駄に視線を集めるんです。
「行こう、彩夏。
送るよ」
私の手を取り、真人さんは歩き出そうしたけれど、すぐに理央さんに止められた。
「は?
なに云ってんの?
今日は俺とデートなんだから、送るのは俺だろ」
「デートじゃない、ただの食事。
しかもずっと彩夏を無視して携帯ばかり見てたくせに」
「やっぱり見張ってたんじゃん。
なに?
そんなにこの女が気になるの?」
「おまえが信用できないからだろ。
現に約束破ってホテルに連れ込もうとして」
あ、あのー、そろそろやめていただけないですかね……。
視線が、視線が痛いです。
「とにかく。
今日は僕が送るから。
彩夏の分を払うついでにおまえの分も払ってやるから文句ないだろ」
「行こう、彩夏。
送るよ」
私の手を取り、真人さんは歩き出そうしたけれど、すぐに理央さんに止められた。
「は?
なに云ってんの?
今日は俺とデートなんだから、送るのは俺だろ」
「デートじゃない、ただの食事。
しかもずっと彩夏を無視して携帯ばかり見てたくせに」
「やっぱり見張ってたんじゃん。
なに?
そんなにこの女が気になるの?」
「おまえが信用できないからだろ。
現に約束破ってホテルに連れ込もうとして」
あ、あのー、そろそろやめていただけないですかね……。
視線が、視線が痛いです。
「とにかく。
今日は僕が送るから。
彩夏の分を払うついでにおまえの分も払ってやるから文句ないだろ」