24歳、恋愛処女
「……」
「行こう、彩夏」
まだなにか云いたそうに睨んでる理央さんを無視して、片手に二枚の伝票、もう片方の手に私の手を掴んで真人さんは歩き出した。
「あの、いいんですか?
その、理央さん」
「いいよ、あんな奴」
会計をすませると地下の駐車場に降り、車に乗せられた。
左ハンドル、白のセダン。
さすがというか。
「彩夏の家はどこ?」
「えっと……」
住所を告げるとナビに入力して真人さんは車を出した。
滑らかに走る車、かかってるのは静かな洋楽。
「今日はごめんね。
なにかするんじゃないかとは思ってたけど、まさかホテルに連れ込もうとするなんて」
……あ。
やっぱり心配で見張ってたんだ。
「行こう、彩夏」
まだなにか云いたそうに睨んでる理央さんを無視して、片手に二枚の伝票、もう片方の手に私の手を掴んで真人さんは歩き出した。
「あの、いいんですか?
その、理央さん」
「いいよ、あんな奴」
会計をすませると地下の駐車場に降り、車に乗せられた。
左ハンドル、白のセダン。
さすがというか。
「彩夏の家はどこ?」
「えっと……」
住所を告げるとナビに入力して真人さんは車を出した。
滑らかに走る車、かかってるのは静かな洋楽。
「今日はごめんね。
なにかするんじゃないかとは思ってたけど、まさかホテルに連れ込もうとするなんて」
……あ。
やっぱり心配で見張ってたんだ。