リミット・デイズ
「りっちゃん!ほらっまた遅刻するけん!早う起きんさい!」
「るっせーなぁ…すず。もっと静かに起こせんのか……」
「静かに起こしたら りっちゃん起きひんやろ!?」
はいはい、と適当な生返事をしながら、のろのろと布団から這い出るりっちゃん。
こいつは ほんに朝が弱い。
だからこうして、毎日すずが起こしに来るハメになっちょる。
「早う着替えて!」
「わかっとるって…」
まだ開き切ってない目を擦りながら、すずが部屋に居るっちゅうのに躊躇なく着替え始めるりっちゃん。
これもいつもの事。