幸せになって、なんて思わない

鈍い音がし、二の腕がジンジンした。

殴られたのだ。


ここから優介のDVが始まった。

二の腕全体があざになることもあった。

優介は自分の気にくわない事があると
手をあげるようになり、

私が食事をしていると、

「また食べてんの?」

と食べるだけで怒られようにもなり
食べることすら怖くなってしまった。

優介が寝た夜中にこっそりと
リビングにいき妹の部屋で食べたりもした。

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