君が信じてくれたから
男2「電話の相手、KING?」

透哉に聞こえないくらいの声で聞いてくるハンカチ野郎。

綺「んーん。」

たとえ、私を襲って来たやつでも優しく対応する私はホントに神のよう。

……なんちゃって。

透「……取り敢えず、そこに誰かいるんでしょ?替わって?」

なんでだろ?

綺「わかった。……はい。替わってだって。」

男1「え、なんで?ま、いっか。……もしもし?……あぁ、……いや……は?あ、あぁ。……それは大丈夫だ。安心しろ。……あぁ、じゃあな。」

あ、切っちゃった。

男1「ん。……相手、彼氏だったんだな。めっちゃ怖かった……。」

あらら。

若干、青い顔してスマホを返してくれるハロー野郎は相当怖いことでも言われたんだろう。
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