君が信じてくれたから
綺「……ハハッ。」

司「何……笑ってるんだよ。」

その時の私の瞳は光なんか一切宿っていなかったと思う。

その証拠に

KING「「「……ビクッ!」」」

みんなビビっちゃってる。

綺「面白いからにきまっているでしょ。」

舜「何が……面白いんですか…。菜子が傷ついている事ですか?」

コイツ、まだ言うのかよ。

綺「そんなん、何も面白くないわ。この場合は……可笑しい、と言った方がいいか。」

馬鹿な姫に騙されて全然気づかない馬鹿な奴ら。

綺「……私、ここ辞めるわ。」

司「こっちからお断りだ!」

だろうね。

綺「……滑稽ね。後悔しても遅いから。」

私は、無の表情で幹部室を出た。
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