君が信じてくれたから
透「んで、綺羅はどのパンにする?」

そう言ってパンを広げる。

私が食べることは決定事項なんだね…。

綺「んー…じゃー、これ。」

私が選んだのはクリームパン。

購買のクリームパンは絶品なんだよ。

……1回しか食べたことないけど。

あ、そういえばこれ、いくらなんだろ?

綺「透哉、これ何円?」

透「え、いやお金は要らないよ?」

綺「や、ダメ。払う。」

透「僕だって……じゃー、わかった。綺羅のジュース、1口ちょーだい?それでこの話はもう終わり!」

うーむ。なんだか微妙に納得いかないけど今度なんか買えばいっか。

綺「……わかった。」

透「あ、いいんだ……ボソッ」

綺「………?なんか言った?」

透「え?あ、うん、なんでもないよ?」

綺「そ?」

変なの。
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