獣共に愛されて
廉「……じゃあ、これは?」

素早く次の一手、回し蹴りが右から来る。

私はそれをしゃがんでよけ、すかさず肩を押してやった。

回し蹴りした後だから、片足で立っている。

肩を押してあげれば……

ーーーズサッ

簡単に倒れる。

全国もこんくらいか。まー、強い方かな。

美「フッ。勝負あったな。……大丈夫か?」

そう言って、廉斗に手を差し伸べる。

廉「……理央、強いな。もしかして、どっかの族に入ってんのか?」

そう言いながら、手を取る廉斗。

美「……いや?入ってねーよ。」

劉牙に入ってまーす!なんて、言える訳ねーし。

廉「……やっぱお前興味あるわ。」

あ、なんか最悪な感じ?

こう、獲物として狙われた。みたいな?
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