獣共に愛されて
玲「おーい!楓ー!理央ー!始まんぞー!」

美「ハイハイ。今行きますよー。」

玲って大きい声で喋らないと死んじゃう病気にでもかかってんのかな?

いっつも叫んでるか喚いてるかしてる気がする。

ま、それは置いといて走りますかー。

タイム落ちてたらどーしよ……。

………タイム?

そーだよ!タイムで競えばいいんじゃん!

美「ねー廉斗ー。」

廉「ん?棄権するか?」

そんなことをニヤリとしながら言う廉斗は多分S。だと思う。

美「違いますぅー!短距離走のことだけど、6人で走るんじゃなくてタイムで競えば良くね?って思ってさー。」

そう言うと廉斗は一瞬目を見開き

廉「……お前アレ本気にしてたのか?」

などと言いおった。

え?まさかの嘘?

表情があんま変わんないからマジだと思った。

美「え、うん。まぁ……。」

廉「フッ…お前、意外と馬鹿なんだな。」

………え、なんでミーが貶されてんの?

廉斗より勉強はできますが?

笑った顔がイケメンだったからって騙されねーかんな?
< 70 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop