私を駄目にして下さい
この男はサイテーだ。夜耶華がよく知っている。なんにせよ、形だけは「婚約者」なのだから。。。この男は浮気するし金使い荒い。だから、夜耶華はこのだらしない男が嫌いだった。絶対、婚約なんてしたくないのに…でも、親からの指令は絶対。守らなきゃならない夜耶華は仕方なくご機嫌をとるように晴翔に「ええ!おはよ〜」と作り笑いをして挨拶をした。しかし、心の中では「なんで話しかけてくんのよ!?このサイテー男。」と思っていた。夜耶華は嘘をつくのが得意だ。
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