よこがを、
よこがを、
わたしの骨
突然ですが
私は、明日、死にます。
あまり、驚かないでください。
私の方では、突然のつもりは全くないのです。
もう、ずいぶん前から私は死ぬことを随分真面目に考えていました。
自分の命を
殺すか生かすか
昨日、やっと答えがでました。
それに従うことにします。
なぜ
これから死ぬわたしが、こんなものを書いているかというと
理由は3つ、
ひとつは、ただありふれたこと。
私が生きていたという証拠に、私の歩いてきた道を書きたかったのです。
もうひとつは、これが公開されることによって罪悪感で苦しんでほしい人々がいるから。
最後のひとつは、長い長いタクシーに乗っている時間、死ぬ怖さを紛らわすためです。
決めたはずなのに、
私は死ぬことがこわい。
けれど、いまここやめたとして、戻って、
何があるのでしょうか。待っているのはきっと、また同じような1週間。
会社のお荷物と陰口を叩かれ、
同僚の女の子達にも笑われ、
私はまた、次の週末、この手紙の続きを書くはめになります。
それこそ地獄でしょう。
思いとどまったところで生きる楽しみなど何もない、と。
気づいてしまった時点で、私はこうするよりほかはないのです。
私が辿った、
あまり、上出来とは言えない人生を、やはりあまり上出来とは言えない文章で書くとします。
どうかお付き合いください。