空に咲く花とキミを
3・くり返す日々の果てに
「おう華、夏なのに全然焼けてねーじゃん(笑)。」
「大崎さんこそ(笑)。」
あたしにとっては長かったお盆休みが、ようやく明けた。
休み中は直くんとほとんど一緒で、たまに直くん1人でパチンコ屋さんに行った時だけが、あたしの自由時間だった。
それでも車は直くんが乗って行ってしまうから、あたしは近所のコンビニに行くことくらいしかできなかったけど。
あとは、そういう時間を利用して、城間くんや家族、友達なんかとメールをしたりして過ごした。
普段、気軽に電話やメールをすることができないあたしにとっては、有意義な時間の使い方だったかもしれない。
そりゃ、日焼けもしないわ。
「大崎さん、城間くんは?」
城間くんはまだ、この喫煙所には来ていなかった。
「そろそろ来ると思うよ。なんだよ、大介のことが気になるのかよ(笑)。」
「ちがッ……!」
大崎さんはタバコの灰を落としながら、ニヤリと笑った。
「大崎さんこそ(笑)。」
あたしにとっては長かったお盆休みが、ようやく明けた。
休み中は直くんとほとんど一緒で、たまに直くん1人でパチンコ屋さんに行った時だけが、あたしの自由時間だった。
それでも車は直くんが乗って行ってしまうから、あたしは近所のコンビニに行くことくらいしかできなかったけど。
あとは、そういう時間を利用して、城間くんや家族、友達なんかとメールをしたりして過ごした。
普段、気軽に電話やメールをすることができないあたしにとっては、有意義な時間の使い方だったかもしれない。
そりゃ、日焼けもしないわ。
「大崎さん、城間くんは?」
城間くんはまだ、この喫煙所には来ていなかった。
「そろそろ来ると思うよ。なんだよ、大介のことが気になるのかよ(笑)。」
「ちがッ……!」
大崎さんはタバコの灰を落としながら、ニヤリと笑った。