空に咲く花とキミを
「そうなんだぁ、連絡すれば良かった。華ちゃんと遊びたかったな〜。」
「じゃあ今度遊ぼうよ!」
自分から、こんなことを言ってしまうくらい。
以前は、常にどんよりとした空気に纏われていたあたしだったけど、直くんがいなくなってから急に視界が開けた感じになった。
そうすると不思議なもので、自分から人と関わりたいと思うようになったんだ。
会社であたしが話す人といえば、城間くんと大崎さんと田村くんの3人だけだったのに…今ではトモカちゃんを含め、たくさんの人との会話がある。
直くんのいない時間が、どんどん楽しくなっていく。
これでいいとは思っていないけど、向き合わなければいけない現実から目をそらして、そこから避難するかのように現実逃避をしてるのは事実。
だから、毎日仕事帰りのバスの中で、あたしは憂鬱の塊となる。
家に着くなと願う。
直くんが、残業で遅くなりますようにと祈る。
「…。」
最後は、窓から見えるきれいな夕陽に、城間くんの笑顔を重ねる。
「じゃあ今度遊ぼうよ!」
自分から、こんなことを言ってしまうくらい。
以前は、常にどんよりとした空気に纏われていたあたしだったけど、直くんがいなくなってから急に視界が開けた感じになった。
そうすると不思議なもので、自分から人と関わりたいと思うようになったんだ。
会社であたしが話す人といえば、城間くんと大崎さんと田村くんの3人だけだったのに…今ではトモカちゃんを含め、たくさんの人との会話がある。
直くんのいない時間が、どんどん楽しくなっていく。
これでいいとは思っていないけど、向き合わなければいけない現実から目をそらして、そこから避難するかのように現実逃避をしてるのは事実。
だから、毎日仕事帰りのバスの中で、あたしは憂鬱の塊となる。
家に着くなと願う。
直くんが、残業で遅くなりますようにと祈る。
「…。」
最後は、窓から見えるきれいな夕陽に、城間くんの笑顔を重ねる。