アーサ王子の君影草 ~スズランの杞憂に過ぎない愁い事~
「もっちろん! 俺の後輩も連れて来たからたくさん注文しちゃうね!」
「はい! ありがとうございます!!」
思いもよらないジュリアンの来店に驚くも、やはり彼の持つ陽気な雰囲気につられてスズランも明るい気分になる。
「いやぁ、にしてもスズランちゃん。この店の制服ってなんて言うかさ、結構刺激的…」
「?」
「ご来店ありがとーございます! お客さんご注文は?」
「おっと! なんだ? ここの店員って客の脇腹狙うのが挨拶なの?」
背後からセィシェルの不機嫌な声、同時に一撃を狙ったであろう拳がジュリアンの掌によって制止されていた。
「~っもう! セィシェルってば!! この方は民兵警備隊のジュリアンさんって言ってこの間街で助けていただいたんだから失礼なことはしないで!」
スズランから説明を受けるとセィシェルは慌てて頭を下げて素直に無礼を詫びた。
「っ!? ……そうだったんですか。ああ、そちらの方も…! 大変申し訳ございません、お詫びに何か一品…」
「え! いいの? じゃあ、おにーさんおすすめの一品をお願いしちゃおうかな~!」
「かしこまりました。スズ、席の案内と他の注文は頼む」
「は、はい!」
「はい! ありがとうございます!!」
思いもよらないジュリアンの来店に驚くも、やはり彼の持つ陽気な雰囲気につられてスズランも明るい気分になる。
「いやぁ、にしてもスズランちゃん。この店の制服ってなんて言うかさ、結構刺激的…」
「?」
「ご来店ありがとーございます! お客さんご注文は?」
「おっと! なんだ? ここの店員って客の脇腹狙うのが挨拶なの?」
背後からセィシェルの不機嫌な声、同時に一撃を狙ったであろう拳がジュリアンの掌によって制止されていた。
「~っもう! セィシェルってば!! この方は民兵警備隊のジュリアンさんって言ってこの間街で助けていただいたんだから失礼なことはしないで!」
スズランから説明を受けるとセィシェルは慌てて頭を下げて素直に無礼を詫びた。
「っ!? ……そうだったんですか。ああ、そちらの方も…! 大変申し訳ございません、お詫びに何か一品…」
「え! いいの? じゃあ、おにーさんおすすめの一品をお願いしちゃおうかな~!」
「かしこまりました。スズ、席の案内と他の注文は頼む」
「は、はい!」