星降る丘でキミを憶う
「俺のプレゼント買いに行くんだよな?」
「そうだよ?何?春ってばボケちゃった?」
「なんで凪が嬉しそうなんだ?」
「プレゼント買いに行くのって楽しくない?春こそもっと嬉しそうにできないの?」
「春ってば欲がないから」
「春人ってば欲がないんだから」
凪の声にシヅキの声が重なる。
「春ー。置いてっちゃうよー」
「ほら春人、急いで」
「何がいいかなー」
「何がいいだろうねー」
凪の言葉にシヅキが返す。