星降る丘でキミを憶う
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「すごいねー」
駅から離れた広い公園。
ドッグランや遊具もあるその公園は名所と言えば名所だけど平日のこの時間は人が少なかった。
あのままシヅキに付き合ってたら次は何をしだすか分からない。
だから人が少なくて時間が潰せるようにとここまで来たのだ。
日が沈み始め空が濃いオレンジに染まり、西の空にはうっすらと夜が近づいていた。
「ここなら時間潰せるだろう」
「うん。春人と話せるし綺麗だしいいところだね」
芝生に座るシヅキの横に並んで座る。
風が吹いてシヅキの長い髪をさらさらと撫でた。