星降る丘でキミを憶う


※※※

新しく始まった一週間の終わり。

俺は電車に乗って遠くはないけど近くもない場所へと向かった。

平日とは違う雰囲気のだけど通い慣れた道を自転車を漕いで駅まで向かう。

小学生のグループを追い越して。

横に広がって歩くジャージ姿のグループを避けて。

駅前の駐輪場に自転車を止めて。

先週よりも人の多い改札を通って中へと入る。
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