そのキスで、覚えさせて





「やだ!」



あたしは遥希を睨んでいた。




「絶対やだ!」




遥希はイラついた顔であたしを見る。

そして、その形のいい唇を開いた。





「お前、そんなに俺が……



「好きだよ!」




あたしは真っ赤な顔で遥希に言う。




「好きだけど……駄目だよ!!」



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