そのキスで、覚えさせて





「事務所は認めてくれるの?

TODAYのメンバーは?

もしかして、仕事がなくなるんじゃない?」




あたしのせいで、遥希に迷惑をかけたくなかった。




「遥希が解雇されたら……



「美咲」




遥希はあたしを優しく抱きしめたまま、あたしの耳元で優しく囁く。

だめだよ、そんな声を出したら。

あたしは遥希から、ますます離れられなくなるんだから。



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