そのキスで、覚えさせて
「上手く隠すから。
仕事には支障ねぇから。
だから、安心してお前のものにしろ」
そんなこと言っても、申し訳ないのと恥ずかしいので、何も出来ないあたし。
遥希は、戸惑っているあたしの頭をおもむろに引き寄せ……
大好きな遥希の首筋に顔が当たる。
遥希の香りがあたしの鼻腔を刺激して、理性が飛びそうになる。
あたしだって、遥希をあたしだけのものにしたい。
遥希にあたしの印を付けて、共演者に見せつけてやりたい。
遥希の首筋に唇を当てる。
そして、愛しさを込めて、遥希を吸い上げる。
ビクッと身体を震わせた遥希が愛しすぎて。
遥希の身体に腕を回していた。