そのキスで、覚えさせて




「お前はすぐ帰れ。

だって俺は、これから美咲を食わねぇと」




妖艶な瞳であたしを見る遥希。

その熱っぽい瞳で見られるだけで、身体が熱を持って反応する。

全身で遥希を求めてしまう。




「お仕置きだ。

碧のことなんて、忘れさせてやる」





何言ってるの?

あたしには、もとから遥希しかいないのに。


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