sugar days〜弁護士のカレは愛情過多〜





いつものようにみーちゃんと二人で食卓を囲む夕食時。

私は料理をつまむ傍ら、ちょくちょくスマホを操作していた


「お嬢様、今日の料理はお気に召しませんか?」

「あ、ごめんなさい! お行儀悪いよね……」


私はスマホを裏返しにしてテーブルに置き、慌てて謝った。

みーちゃんは今夜エビフライを揚げてくれたのだけど、なんとタルタルソースも手作り。せっかく手の込んだ料理をいつも作ってくれるのに、失礼なことしちゃった。

反省しながらきちんと今度は食事をきちんと再開する私だけど、みーちゃんが探るような視線で聞いてくる。


「お嬢様、もしかして先日の殿方と何か進展が?」


せっかく食べることにに集中しようと思っていたのに、その質問のせいでげほっと咳込んでしまった。

そんな私を見てみーちゃんはにんまりと口角を上げ、テーブルにずいっと身を乗り出す。


「とうとう恋人関係になられたのですか?」

「ち、違うよ……! っていうか“とうとう”ってなに? 私は別にあの人とそうなること望んでないし」


すかさず否定する私に、なぜかみーちゃんはしょんぼり肩を落とした。


「そうでしたか。そういえばあの夜のこともちゃんとお聞きしていませんでしたが、お嬢様のはにぃとらっぷは成功したのですか?」

「う、うん……たぶん」


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