【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?



 春真くんって、可愛いものが好きなのかも。いや、そういう可愛いのを私に付けて欲しいとか?



 いやいや、でも……。



 数々のぱーぱグッズ。そんな私の目に入ってきた1つを私は手に取る。




「ねえ、春真くん」


「はい」


「これ、買ってくれない?」




 私が差し出した1つのキーホルダー。
 ぱーぱグッズの1つで、可愛いのは可愛い。でも、木彫りだからちょっと渋くて好き。




「夏海先輩、無理してませんか?」


「ううん。春真くんに買ってほしいの。春真くんと水族館に来た思い出が欲しい!」




 そう言うと春真くんはキーホルダーを受け取って、更にもう1つ手に取る。




「お揃いにしましょうか」


「春真くんこそ、無理してない?」


「いいえ。夏海先輩とお揃いのものが欲しいんです」


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