【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
ああ、どうしよう。顔がニヤける。変な顔になる。落ち着いて私。
「夏海先輩」
「ん?」
「買ってって頼む夏海先輩、可愛すぎです」
そう言って春真くんはレジに向かう。
後ろを向いた春真くんの耳が赤くて、私まで恥ずかしくなる。
「可愛いのはどっちよ……」
とにかくこの赤い顔をなんとかしなきゃ。
そうだ、お土産屋さんの外に自動販売機があったはず。
春真くんのも買っておこう。なにがいいかな。
私は気持ちを落ち着けるために、自動販売機に向かう。
今はとにかく炭酸が飲みたくてそれを買う。春真くんは、苺ミルクの印象が強くてつい買ってしまったけれど。
もしかして同じ炭酸がよかったかなと後悔する。