【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
徐々に春真くんに追い詰められて、後ろにあった机にぶつかる。
それでも春真くんは歩みを止めてくれない。
「ちょっと、春真くん……待って……っ」
春真くんに肩を押されて、気づけば机の上に寝る形になっていた。
「あんな男のせいで、夏海先輩が悩んでいるなんて思ったら悔しくて……自分が許せなくて……」
「う……ごめん?」
よく分からなくなってきた。
「秋って人と付き合ってるって聞いて。だから僕のところに来なくなったのかとか、もう他人になってしまったのかとか、あの日のことを悩んでいるのは僕だけなんだって思ったら……っ」
私の肩を押さえる手に力が入る。