【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
告白されたの?
春真くんに告白されて、キスされて……。
思った瞬間に顔が熱くなるけれど、混乱しすぎてわからなくなった。
今、なにを伝えたらいいの?
好きだって、伝えていいの?
でも……。
「夏海先輩。今日は帰ります」
「春真……くん」
「じゃあ、また」
「待って……春真くん、待って!」
何が起こったのか、頭の整理が出来ないまま。
呼び止めてみたけれど、春真くんは教室を出て行ってしまった。
「なに? ちょっと待って……」
私の混乱はいつまでも続く。
ただ、柔らかい唇の感触だけが残っていた。