【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
お互いに頑固で、でも傷つくのは1人でいいって思っていた。
どちらか1人罪を被れば、どちらか1人が明るい太陽の下を歩けるんだって。
本当に単純な私たちは、そう思っていたんだ。
でもね。
その太陽は罪悪感に塗れていて、そう、あれは偽物の太陽だったんだ――――。
だから、2人で謝ればよかったんだよね。
疾風は必死に私を守ろうとしてくれた。
今だからわかる。
あれは多分、私を女の子として見てくれたから、優しくしてくれたんだよね。
優しくて、男らしくて、憧れてたんだよ。大好きだったんだよ。大好きな親友だったんだ。
だからさ。