【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?


 まあ、いろいろあったけれど、疾風とも仲直り出来て、春真くんとも元通りになりつつある。



 今、少し落ち着いてきた頃。



 疾風に急かされてアイスクリーム屋で話をした訳だけれど。実は、そんなに深い話はしていない。



 だから、きっとそのことで春真くんは話がしたいんじゃないだろうか。
 ま、予想だけれど。



 キスのこと、結局なかったことになってる。聞くのも恥ずかしいし、謝られても悲しくなるし。
 それは、もしかしてお互いに感じていたのかも。




『デートしたあの日みたいに、夏海先輩と楽しく過ごしたいです』


『もちろんだよ、春真くん』




 それが、唯一の話し合い。お互いに話せたこと。

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