【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?


「全てにおいて緊張して、本当に吐きそう。雪乃、去年よく耐えたよね」


「わたしはほら、冬弥さんと一緒にいたい一心だったから」


「そっか」




 あれから生徒会長は、副会長に会いに行ったんだろうか。



 疑問に思うも聞けないままだった。
 どうでもいいとか言いながら、少しは気になる。




「夏海、スピーチ大丈夫?」


「内容は大丈夫なんだけど、ね」




 気持ちが追いついていかない。
 でも。
 バカ騒ぎをする男子を眺めていた私だけれど、こうやってウジウジしてるのは勿体ないなって思った。




「前夜祭、楽しもうか! 雪乃」


「そうこなくっちゃ!」




 手を繋ぎ、花火の輪の中へ走っていった。
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