【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
「ありがとう、春真くん。なんかプレゼント貰ってばかりで」
「いいえ。喜んでもらえて嬉しいです。それで……」
「うん。春真くんの話、聞かせて」
どうやら少し落ち着いてきたらしい春真くん。私はゆっくり頷く。
話なんて決まってる。
これからの私たちのこと。
「夏海先輩、この間はすみませんでした」
「え。あ、いや。あれは私の方がいけなかったの。春真くんに無理なことを押し付けようとしていたから」
お互いに頭を下げる。
申し訳なくて、そのままでいると春真くんの声が降ってきた。
「でも、そうなって欲しいんですよね? トラウマ、克服して欲しいんですよね?」
「将来的には……克服というか、向き合って欲しいというか……でも、無理やり変わろうとしないで、その。タイミングとか、あるし?」
「じゃあ、夏海先輩!」