ぼくのセカイ征服
「僕は超能力者じゃありませんよ…?」
「僕の思考が何故判るっ!?」
「先輩は、顔に出るんですよ。」
ああ、その台詞。前にも、誰かに言われた覚えがある。そっか。顔に出るのか。
「それと、先輩。先輩は、何かを考える時、僕の事を瞬牙、と呼び捨てにしていますが、別に、『シュン』で構いませんよ?」
「そこまで顔に出るのかっ!?」
有り得ない。瞬牙…じゃなかった、シュン、エスパー確定。
…いけないいけない、危うく、またコイツのペースに乗せられるところだった。話を戻そう。
「それでは、入部テストを始めます。」
「わ〜い♪」
…僕達、何なんだろう?端から見たら、『異様なテンションの変態二人組』かもしれないな。
まぁ、仕方あるまい。別に、この状況を他人に理解してもらおうとも思わないし。
「先ずは、ルールの説明から。問題は全部で五問。途中で間違えたら、その時点でアウト。全問正解の場合のみ、入部の権利を得られます。理解しましたか?」
「何気にシビアですね!」
「準備はいいですか…?」
「はい!」
相変わらず、元気のいいヤツだ。さて、この元気がいつまで続くかな?
何気に、僕が悪役みたいになっているが、気にしない。
ついでに補足しておくと、僕が敬語になっているのは、クイズ番組風の雰囲気を演出するためだ。
先ずは、小手調べから。
「それでは、第一問!『EU』は、何の略称でしょうか!?」
「『European Union』、日本語では、『欧州連合』、です。」
「ほう………正解!」
「やったぁ!やりました!」
「安心するのはまだ早いですよ…。それでは、第二問。『GHQ』は、何の略称でしょう?」
「『General Headquarters』、日本語では、『総司令部』、です。ちなみに、日本では、第二次世界大戦後に日本を占領・統治した、『連合国軍最高司令官総司令部』を指す事が多いらしいです。」
「…正解!なかなかやりますねぇ。」
「それほどでもないですよ…」
しかし、大したヤツだ、シュン。まだ小手調べとはいえ、僕としては、難易度が高いと思い込んでいる『略称問題』に対して、ことごとく、完璧な回答を出している。
…得意なのかなぁ?
しかし、真の戦いは、これからだっ!
「僕の思考が何故判るっ!?」
「先輩は、顔に出るんですよ。」
ああ、その台詞。前にも、誰かに言われた覚えがある。そっか。顔に出るのか。
「それと、先輩。先輩は、何かを考える時、僕の事を瞬牙、と呼び捨てにしていますが、別に、『シュン』で構いませんよ?」
「そこまで顔に出るのかっ!?」
有り得ない。瞬牙…じゃなかった、シュン、エスパー確定。
…いけないいけない、危うく、またコイツのペースに乗せられるところだった。話を戻そう。
「それでは、入部テストを始めます。」
「わ〜い♪」
…僕達、何なんだろう?端から見たら、『異様なテンションの変態二人組』かもしれないな。
まぁ、仕方あるまい。別に、この状況を他人に理解してもらおうとも思わないし。
「先ずは、ルールの説明から。問題は全部で五問。途中で間違えたら、その時点でアウト。全問正解の場合のみ、入部の権利を得られます。理解しましたか?」
「何気にシビアですね!」
「準備はいいですか…?」
「はい!」
相変わらず、元気のいいヤツだ。さて、この元気がいつまで続くかな?
何気に、僕が悪役みたいになっているが、気にしない。
ついでに補足しておくと、僕が敬語になっているのは、クイズ番組風の雰囲気を演出するためだ。
先ずは、小手調べから。
「それでは、第一問!『EU』は、何の略称でしょうか!?」
「『European Union』、日本語では、『欧州連合』、です。」
「ほう………正解!」
「やったぁ!やりました!」
「安心するのはまだ早いですよ…。それでは、第二問。『GHQ』は、何の略称でしょう?」
「『General Headquarters』、日本語では、『総司令部』、です。ちなみに、日本では、第二次世界大戦後に日本を占領・統治した、『連合国軍最高司令官総司令部』を指す事が多いらしいです。」
「…正解!なかなかやりますねぇ。」
「それほどでもないですよ…」
しかし、大したヤツだ、シュン。まだ小手調べとはいえ、僕としては、難易度が高いと思い込んでいる『略称問題』に対して、ことごとく、完璧な回答を出している。
…得意なのかなぁ?
しかし、真の戦いは、これからだっ!